代表社員小川健の中小企業経営を見つめるコラム経営理念について考える

小川会計は43年前に創業した会社です。少人数の時は自分の仕事をこなすだけでよかったのですが、少しずつ社員が増えてから、社員間でお客様への接し方や考え方を揃える必要性が出てきました。
それからお客様訪問時の考え方を「巡回監査心得」として作成し、社員で共有するようになりました。また20年程前には経営理念をまとめ、さらに7年前には、経営理念を日々の行動に落とし込んだ「クレド」(行動基準)を作成しています。

当社の経営理念は「共育(共に育つ)」です。これはお客様、小川会計の社員、そして小川会計が共に育ち、成長していくことを目標としています。
そして、

  • お客様の永続的な発展に貢献します
  • 社員全員が会社とともに育ち成長していくことを目指します
  • 業務をとおして地域、社会、業界の発展に貢献します

を3本の柱として掲げています。
朝礼、月1回の会議、そして年2回の経営計画発表会では必ず全社員で唱和しています。

経営理念には、お客様、自社の商品・サービス、会社の発展、地域社会への貢献を謳う必要があります。
その際に当社で大切にしていることは、社員のことです。最大の目標は顧客満足の向上ですが、そのためには社員満足が大切であることは言うまでもありません。会社と社員が同じ方向を向き、社員参加の経営を目指す時に、会社が大きく変化する力が生まれると考えています。
その前提として、収益第一を掲げて収益構造を社員に説明し、理解してもらう必要があります。次回のコラムでは、これについて詳しく書きたいと思います。

今後、月1回程度のペースで経営についてコラムを作成いたします。

令和4年6月

小川 健